群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。HAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなど、ロボットリハも稼働中。100名超のリハスタッフで365日途切れなく活動中。年200回を目標にブログ更新しています。

転倒場所

 退院後3ヶ月のアンケート分析結果です。

 

 まずは、転倒経験者の割合です。

 

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 退院3ヶ月で、3割弱の方が転倒を経験しています。

 

 この比率は以前と変わりはありませんので、コロナ禍でも転倒する割合には今のところ変化がなさそうです。

 

 しかし、内容には変化がありました。

 

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 転倒した場所もあわせてお聞きしているのですが、居間が伸びています。半分を超えてしまいました。

 

 そこで本当に多くなったのか、4年前の調査と比較したのが下のグラフです。

 

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 いかがでしょう。

 

 居間が百分率で2倍に伸びています。明らかに有意な差です。

 

 でも、転倒の割合は変わっていないという結果でした。

 

 理由を一晩寝ながら考えてみました。

 

 そこで私なりに一つの結論に達しました。ただ、本当に合っているのかは自信がありませんので、参考程度に聞いていただければと思います。

 

 原因を明確にできれば苦労はありませんが、まずこれを見て思ったことは、これがコロナ禍かということです。

 

 外出が制限され、人との交流も制限を受ける。結果、人は家の居間で長時間過ごすようになる。

 

 居間は大規模な改修や、福祉用具を導入することが少なく、身体機能の比較的高い方は、こたつからの立ち上がりがあり、意外に高い身体機能が要求されます。

 

 そして、人がいる時間が長いので、モノが散らかりやすい。こういったことも転倒に繋がる可能性を上げていきます。

 

 これが私の推論ですが、皆さんはどう考えるでしょうか?

 

 病院を退院した方は3割弱が転んでいる。けがをしないためにも転ばない方が良い。

 

 これを考えて、転倒しにくい環境に配慮をお願いします。

 

                  記事担当:部長さかもと