群馬リハビリテーション病院 リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。通常のリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使し、多くのリハスタッフで患者さんを担当させていただいております。外来・通所も午前に実施中。

簡易歩行分析システムRehaGait  in群リハ

 【脳卒中片麻痺における運動学データを用いた歩行非対称性と転倒の関連】と言うテーマで、大学と共同研究を行うことになりました。

 運動学データはRehaGaitという機器を用い、各歩行周期における股関節、膝関節、足関節などの動きを数値化していきます。

 

 この研究により、転倒しやすい歩き方を把握できれば、退院前に修正を試みる事が可能になるかもしれません。結果がでましたらご報告いたします。

 

 さて今回は本研究に使用するReha-Gaitという機器についてお話させて頂きます。

 

          f:id:sawatarispa:20200918102747p:plain

 

 RehaGaitは、下肢に装着した小型のモーションセンサーとタブレットPCを用いて簡易的に歩行分析が行えるシステムです。

 

 特徴はワイヤレス・ポータブルであり、患者さんの歩行・動作を阻害しない点、装着~分析が簡単である点と感じております。装着に時間が掛かる機器は臨床現場では不向きですが、RehaGaitは装着・calibration・分析まで10分程度で完了。嬉しい限りです。7-8m歩いて頂くだけであらゆるデータを計測できます。

 

f:id:sawatarispa:20200918102828p:plain f:id:sawatarispa:20200918103001p:plain f:id:sawatarispa:20200918102855p:plain

         *スタッフの模倣動作を分析

 

 説明は理学療法士の腕の見せ所・・・。

 

 「右足で蹴り出す際の股関節や膝関節の伸びが少ないから、意識してみましょう」などの声掛けもデータで表せるので、納得しやすく、改善も数値で把握できるため励みになります。

 

 私が学生の頃は、歩行分析装置は専用の部屋を作り、数千万の設置費用が掛かると教わった覚えがあります。技術の進歩はあっという間ですね。我々、臨床家は技術の進歩に敏感になり、その技術を用いて意味のあるデータを蓄積し、患者さんに還元して行きたいと思います。

 

                          記事担当:PT安齋