日本人の平均座位時間は、8~9時間だそうで、営業を除くサラリーマンは8時間労働のほとんどを座って仕事することに使っています。
例えば仕事で8時間座っていた人が、自宅で3時間テレビやスマホに費やしたら、総座位時間は11時間を超えます。
こうなると、死亡率が40%増える(オーストラリアの研究で総座位時間と総死亡リスクの関連を調査した研究)そうです。
テレビの視聴時間との関係も示されており、3時間以上テレビをみる生活習慣を続けると、死亡率にも大きな差が出てきます。1~2時間以内に留めている方に比べると、平均3時間以上テレビ視聴をする方は、死亡率が3倍です。
これは、テレビやスマホから出ているブルーライトが影響を及ぼしているとか、その結果、睡眠の質が下がって、疲れが累積して死亡率が上がっているなどという分析をする方もいるかもしれません。
しかし、生活上の不動は単純に全身の血行動態を悪化させ、その結果、心血管系疾患やがん等が増え、死亡率が上がってくるといえます。
人が動物で、血管により栄養供給や酸素の交換が行われている以上、定期的に血行をよくする努力が必要でしょう。
テレワークや休校で、通勤、通学の時間がなくなり、家でいるほとんどの時間をデスクワークやゲームに費やしていませんか?
どうせやるならテレビやスマホを見たり、仕事をしたりしながらスクワットをやってみてはいかがでしょうか。
テレワークが終わることには、下半身や腰回りの締まりが変わって来るはずです。
また、1時間おきに歩き回る事も良いでしょう。
記事:部長さかもと