毎日暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
こまめに水分を補給し、熱中症に気をつけて下さいね。
今回はトロミ剤についてお話ししたいと思います。
トロミ剤とは飲み込む機能が低下した方が、安全に飲み込むために使用するものです。
トロミを付けることで口の中でまとまりやすく、ゆっくりと喉へと流れていきます。
しかし、間違った使い方をすると逆に飲み込みにくく、リスクが高くなってしまうこともあるので注意が必要です。
以下、注意事項です。
① 使用量を守る
商品によってはトロミが付くまでに時間がかかるものもあります。また、お茶にはつきやすく乳製品には付きにくいもの、加える物の温度によっても違いが出るようです。
トロミが付いていないと感じてもトロミ剤を加えずに、時間をおいて様子を見ましょう。
トロミ剤は、追加でつける事は出来ません。追加でトロミ剤を入れるとダマになってしまい、均一なものが出来なくなるので、飲みにくくなります。
またつけすぎると、べたつきが強くなり飲み込みにくく、喉にはりつきやすいので危険です。
② トロミは均一に
良くかき混ぜることがポイントです。溶けたと思っていても、トロミが均一に混ざっていないと上の層はトロミが薄く、下の層はトロミが濃い…という場合があります。各商品の使用方法をよく読み、良くかき混ぜて下さい。
トロミ剤はドラッグストアやスーパー・ネットでも安易に手に入るものです。
様々な商品があり、溶けやすい物・味を変えにくい物・ダマになりにくい物等各社それぞれ特徴があるようです。
使用する本人にあった最適なトロミの強さを守り、安全に摂取して下さいね。
ST田村