群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

6分間歩行

 単純に6分間歩く距離を計測するという検査ですが、結果は意外にも使えます。

 

 下の図のように、30m間隔を往復します。

 

 計測者は座ったまま、歩いている人についていかないようにします。

 

 下の表が年齢平均と標準偏差です。

 平均±標準偏差で、6割くらいの方がいるはずです。

 

 下は標準以下の数値です。

 

 300m未満の方では、死亡率3.4倍、心疾患入院が11倍リスクが高いとされています。

 

    


 転倒リスクが高くなるのは、心不全患者で328m以下、

 脳血管障害で332m以下とされ、

 

 300m前半の6分間歩行距離では、転倒リスクが高く、歩行安定性も低いといえるようです。

 

 以前、歩行速度に焦点をあてた事がありましたが、少し長い距離を歩く練習をして、持久性もつけておきたいものですね。

 

                            記事担当:部長さかもと