運転再開を目指す患者さんからご質問をいただくことも多い、運転補助装置の種類やその助成について簡単にご紹介いたします。
はじめに、病気やケガの影響で身体の状態が変わった場合に障がいの程度により、免許証に運転を行ってよい車種や補装具の使用など、条件が付される(条件付き適格)場合があります。そのため、運転補助装置を選ぶ際は、事前に運転免許センターにて運転適性相談を受けましょう。
<代表的な運転補助装置>
運転補助装置には、自動車メーカーと運転補助装置を専門に製造・販売している専業メーカーの装置の2種類があります。
■旋回装置
■左足用アクセルペダル装置
■左ウィンカーレバー
<助成手続きや購入までの流れ>
■助成を受ける 3step
①身体障害者手帳の取得
②適性相談にて免許の書き換え
③助成の手続きを行う
■注意点
・助成の前に免許の書換えが必要
・前年度の所得により助成の制限あり
・改造をする前に手続きが必要 (改造後では助成されない)
お身体に障がいをもたれた方が、自動車に運転補助装置を取り付ける場合の流れです。(図1)
<助成の申請に必要なもの>
申請時
1.申請書 2.身体障害者手帳 3.運転免許証 4.自動車検査証 5.見積書
改造後
1.報告書 2.預金通帳 3.領収書 4.改造箇所が確認できる写真
※各市町村により多少異なりますので、詳しくはお住いの自治体に確認して下さい。
運転補助装置選定や機器の操作につい不安がある場合は、担当作業療法士にご相談ください
記事担当:OTおがわ