群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。HAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなど、ロボットリハも稼働中。100名超のリハスタッフで365日途切れなく活動中。年200回を目標にブログ更新しています。

「簡単自助具紹介」

 突然ですが、こちらの洗濯バサミに紐が取りつけられたこの道具、何に使うか道具かおわかりになりますか?

 

 

初見でわかる方は、なかなかいらっしゃらないかなぁと思います。

 

 

お笑い芸人さんが対決とかでよく使うやつではありませんよぉ~(笑)

 

 

こちらの道具、実はズボンを履く動作を手助けしてくれる道具なのです!

 

こんなものが?と思われたた方もいらっしゃるかもしれませんが、足先に手が届かなくてもズボンに足を通すことができるのです。

 

股関節の怪我で足先まで手が届かなくなってしまったり、脊髄の麻痺で足を持ち上げることが出来なくなってしまうとズボンに足を通すことが大変になります。

 

そんな時にこの道具の出番となります。

 

使い方は以下の通りです。

①洗濯バサミをズボンのウエストの前部分に取り付けます。

 

②紐を持ってズボンを床におきます。

 

③足を伸ばして片脚ずつウエスト部分に入れていきます。 

 

 

④紐を引っ張り、膝くらいまで上げられたら手でたぐり上げていきます。

 

今から13年前、自分が新人だったころに担当していた患者さんがズボンに足を通すことが出来ず、どうしたらいいだろうかと頭を抱えて悩んでいた時に先輩がこの道具を教えてくれました。その時はこんなただの紐に洗濯バサミが取り付けられたもので一体何ができるの?と疑心暗鬼全開でした(笑)。

先輩ごめんなさい!!

 

ご提供させて頂いた患者さんがズボンに足を通すことが出来た時の嬉しそうなお顔は今でも忘れられません。

思い出のある自助具の一つです。

 

我々作業療法士は、患者さんの動きに合わせてさまざまな自助具の提供もさせて頂いております。

ちょっとした工夫やアイデアで患者さんが抱えていらっしゃる大変さを改善に繋げられる。これも作業療法の醍醐味でもあるかなぁと思います。

 

患者さんの笑顔のため、これからも全力でご支援致します!

 

                   記事担当:OT市村