群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

「新人症例発表会の予演会をしました」

 今年は暖冬ですね。1月28日にしばらくぶりにしっかりと雪が積もりましたが、翌日は春の陽気になったり、気候の変化がめまぐるしいですね。気温差で体調を崩さないようにしましょう。

 

 さて、今回は「新人症例発表会」についてです。

 

 当院では、「理学療法士(PT)」「作業療法士(OT)」「言語聴覚士(ST)」の3種の資格者がそれぞれの資格を活かしてリハビリを行っています(健康運動指導士も活躍中です)。

 

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 それぞれの資格には県内の会(県士会)や全国の会があり、各会で様々な学会や研修を企画しているので、参加して学ぶことができます。

 

 群馬県の各県士会では、新人研修プログラムとして新人症例発表を行っていますが、当院の新人ST2名も来年度、群馬県言語聴覚士会の新人症例発表に参加する予定です。STの新人症例発表とは、4月から働き始めた新人STが、他の病院の先輩STから約1年間指導を受けながら担当患者さんに実施したリハビリについてまとめて、2年目の春に県内のSTの前で発表するものです。かなり緊張すると思いますが、様々な質問を受けて自分では思いつかなかった視点から考え直すことでとても良い勉強ができる機会です。

 

 当院では、県の発表会に向けての練習として、院内のSTの前で発表を行う「予演会」を行います。今年度は1月26日の夕方に行いました。

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 2名とも、患者さんの症状やリハビリ内容、経過、考察をまとめて報告し、それに対して先輩ST達から質問が上がりました。

 

 終了後、新人さんからは、「自分が考えていたこととは違う意見を聞くことができたので、症例発表の本番に向けて準備をしたいと思います。担当患者さんのリハビリ内容も、様々な意見を元に考え直したいと思います。」との話が聞けました。

 

 患者さんとのリハビリは1対1で行いますが、新人さんに限らず、経験年数を積んだSTでも他のSTに相談しながら、より良いリハビリを行えるよう頑張っています。

 

 新人さんの発表本番は5月になりますが、予演会で質問を受けた内容を考え直して、さらに良い発表をしてきてほしいと思います。そして、2年目はさらに成長し活躍してくださることに期待します。

                                                             記事担当:ST茂木