群馬リハビリテーション病院リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。伝統的なリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使して、患者さんが良くなるために奮闘中。

退院患者さんへのアンケート➂

3部作最後です。

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 患者さんが持つ役割について聞いています。
 一人暮らしだから仕方なく自分でやっているという方もいらっしゃいますが、退院後何らかの役割を持っているとしている方が8割を占めました。
 作業療法が効果を発揮しているかはわかりませんが、かなりの方が退院後も頑張っていらっしゃる状況が見て取れました。

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 そこで、役割ありなし、役割ありの中でも屋内、屋外、家庭外に分類し、退院後よくなったのか、あまり変わらないのかで検討しました。

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 役割と転倒の比率を見ると、屋外や家庭外の社会的役割を持つアクティブな方は、転ぶ比率が低いようです。

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 当院の過去の院内の研究ですが、歩行自立度が屋内自立されている方でも、転倒が多く発生し、外も歩けるようになると転倒する方は減ります。
 それぞれの群に何人いたかは不明ですので、統計的にはなにも言えませんが、屋外歩行自立者の転倒報告は1件しかありませんでした。

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 退院した後、日常生活活動(ADL)が行い易くなりましたかという質問に、”はい”と答えた割合を示しました。
 役割がなにもない人に比べ、屋内、屋外に関わらず、何か役割を持つことで、退院後ADLがよくなったと答える方の割合が上がりました。

 さらに、家庭外の地域の役員であるとか、仕事を持つことによってさらにその比率が上がるといえ、他人の面倒を見ることは自身の主観的健康観をよくすることにもつながりそうです。

 まさに、”情けは人のためならず”という結果になりました。