群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

介助猿

みなさんこんにちは。理学療法士の青栁です。

前回は音楽とリハビリについての記事を書きました。

 

 

 

今回はタイトルにあるように介助猿について書いていければと思います。

2~3ヶ月前に動物園に行って来ました。

そこのお猿さんコーナーにいたのが「フサオマキザル」でした。

 

 

 

そこではフサオマキザルを介助猿として訓練する取り組みがあることが紹介されていました。介助犬なんかはなんとなくイメージがありますが、お猿さんが食事介助している写真には驚きました。

 

 

 

その場でスマホで調べてみたり帰ってから調べてみました。フサオマキザルは賢さと器用さが特徴で、野生でも道具を使ってナッツを割るくらい賢い行動が確認されているそうです。

 

 

そんなフサオマキザルは次のようなことをお手伝いできるそうです。

・扉の開閉

・スプーンで食べ物を食べさせること

・ペットボトルの開閉

・本のページをめくる

・電灯のスイッチを入れる

・ストローをボトルに差し込む

・リモコン、電話といった電子機器を使う

・車椅子の向きを変える

・痒いところを掻く

・物を拾う

 

 

実際の訓練の様子

引用:https://www.osaruland.jp/tips/3537/

 

 

実際どのくらいの精度で行えているかは分かりませんが、細かい作業やリモコンなどの電子機器を扱えることは驚きですね。

飼い主との信頼関係が必須のため、アニマルセラピーとしても期待されているそうです。

 

 

 

2021年時点ではアメリカ、フランス、ベルギーの3カ国が介助猿のプロジェクトを行っているそうです。日本では動物愛護や倫理的な観点から導入はされていないそうです。

 

 

 

動物に関する取り組みは倫理的な観点から賛否両論あると思います。皆様がこのプロジェクトの存在を知ってどう感じるのか是非知りたいところです。今回は海外ではこのような取り組みもあることを知り、紹介させていただきました。

 

 

 

                             記事担当:PTあおやぎ