中年期の体重の増減が心血管疾患におよぼす影響
肥満や過体重は脳卒中など心血管疾患のリスク要因と言われている。
中国の中高年者において、4年間の体重変化が脳卒中のリスクに与える影響を調査した(平均58歳)。
体重変化が2kg以下の安定群とくらべたときの、
脳卒中のリスクは、体重増加5kg以上の群では1.40倍、
体重減少5kg以上の群では1.65倍だった。
体重の増減と脳卒中リスクとの間にU字型の関連がみられた。
日本の研究では、5kg以上減った場合は、男性で1.17倍だったのに対し、女性では5kg以上減った場合は1.33倍、5kg以上増えた場合は1.61倍だったという報告があり、オッズ比は安定しない。
記事:さかもと