夏休みに入った長男の宿題に付き合いながら、この文章を作成しております。
タイトルの言葉、正しく読んでいただけたでしょうか?
「みずだっすい」です。「自発的脱水」とも言われるようです。
私は冬に生まれたからか、梅雨~夏にかけての今の時期が、一年で最も苦手なのです。
院内は温度管理されているものの、換気もしっかり行われており、湿気が非常に多くなっています。
少し動くだけでもジワジワと汗がにじみ出ます。
そのため、仕事中の水分補給を意識して行っています。
患者さんのリハビリの合間にコップ一杯の水を飲んではトイレに行き、次の患者さんのところへと向かいます。
そんなある日のこと。
その日は気温も湿度も高く、いつも以上に水を飲んでいました。そのせいか、トイレに行く回数も多かった気がします。
そして、午後になると頭痛。もしかして、熱中症?脱水?
でも、水はたくさん飲んでいる…。
そんな私の様子を見ていた先輩が声をかけてくれました。
先輩:「大丈夫?」
私:「たくさん水飲んでるんですけど、何か調子悪いんですよね。」
先輩:「それって、水脱水じゃない?」
…水脱水?はぁ?
図は大塚製薬HPから引用しています
前置きが長くなりましたが、ここからが今日の本題です。
皆さんご存じのことと思いますが、脱水とは体に入る水分と出ていく水分のバランスがとれず、体の中の水分が不足する状態です。
体の中の水分は、もちろん真水ではなく、ナトリウムやカリウムなどの電解質と言われる成分が含まれています。
この「電解質」が大事だったのです。
体には、体の中の電解質を適切なバランスに保つ働きがあります。
水だけを飲んでいると、この働きにより、せっかく摂り入れた水分を尿として体の外に出してしまいます。
その結果、のどは潤っても体の水分不足(脱水状態)は解決されないのです。
…なんてこった。
こんなこと、この仕事に就くのであれば学生の頃に勉強しているはずなのに。
急いで自販機へ向かい、スポーツドリンクで水分補給しました。
皆さんも水分補給の際は、電解質を意識することをお勧めします。
ちなみに、お店まで買いに行かなくても、家庭で簡単に作れるようです。
水1ℓに砂糖40g(大さじ4と1/2)、塩3g(小さじ1/2)を入れて混ぜるだけ。
気を付けることは、計量を正確に行ってください。
甘いと飲みにくいからといっても砂糖を減らす場合は半量(20g)までにし、塩の量はあまり変えないようにしましょう。
砂糖が入らないと、腸での水分補給の効率が落ちてしまうそうですよ。
適切な水分補給をして、暑い夏を乗り切りましょう!
記事担当:OTくしぶち