どこの施設や病院でも必ず問題となる病院の備品。なぜかというと病院の備品は共用することや、継続して使用することが多いからです。もちろん、清潔を管理する場では使い捨てするのですが…。今回は継続使用するに適したクッションの紹介です。
今話題のサステナブルに繋がるお話です。
皆さんは車椅子に乗った事はありますか?車椅子は歩く事が不安定である方が主に使用するのですが、長い間使用していると腰が疲れたり、お尻が痛くなったりします。
当院では、特段の問題がない方にはご本人持ちのクッションなどを使用してもらいますが、褥瘡(床ずれ)の危険生がある方等には病院から専用のクッションを貸し出すなどして予防をはかっています。
そこで冒頭の問題が生じます。クッションは貸出後に洗濯・消毒をしておりますが、尿失禁などにより汚染されることも少なくありません。クッションのほとんどはウレタン構造。染みます。臭います。中にはエアー使用したもの、最近ではハニカム構造なんて物もありますね。しかし洗浄が厄介なんです。
今回はそんな悩みを解決してくれる洗浄しやすいクッションの紹介です。ご自宅で介護されている方も必見です。
リバティークッション
座るとクッション内部でセルとシリコンオイルが身体の形状に合わせ形状を変えてくれます。
ウレタンを使用していないので簡単に消毒できるのです。
防水加工されておりカバーも洗濯が可能なため、汚染でこれ以上使用できないという問題を解決してくれる訳です。
初めて座ったときは、馴染まないクッションだな、
体幹が不安定になるな、と正直微妙と感じていました。
しかし、セルとシリコンオイルが形状を変えて馴染むと非常にしっくりくる印象でした。問題点があるとすれば夏場の蒸れではないかと推測します。しかし、
清潔でいられるのであればそれに越したことはありませんよね。
なにより施設や病院といった継続使用する備品としては有難い商品であることは間違いなさそうです。
今回は悩みを相談したところ株式会社フロンティアさんからご紹介して頂きました。福祉用具ひとつとってみても使用用途などは多様です。悩みがあればこのような専門業者に相談してみるのも良いかもしれませんね。
記事担当:PTあんざい