群馬リハビリテーション病院 リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。通常のリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使し、多くのリハスタッフで患者さんを担当させていただいております。

エビデンスは装具の傷み方にでる

 脳卒中患者に対する長下肢装具療法は今のところまだエビデンスが不十分とされるようですが、当院では積極的に利用しています。

 

 治療用装具ということで、入院早期に処方され、オーダーメイドの装具が処方される場合もありますが、長下肢装具は安価なものでも15万円以上するため、保険適用しても5万円程度の自己負担額が掛かってしまいます。

 

 これを患者さんの負担に依存するわけにもいかないので、当院ではモジュラー型の長下肢装具を購入して、立位、歩行練習などに活用してきました。病院の備品を使えば、患者さんに自己負担は発生しません。

 

 ただ、このモジュラー装具はかなり高く、個人のオーダーメイド装具の2倍近くします。従って、そうそう買い換えるわけにはいきません。

 

 あまりきれいなものではありませんが、使い込むとこのようになってきます。

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 特に皮の部分が傷んできますね。

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 ベルクロの部分も同様に、貼って剥がすを繰り返すので、損傷が激しいです。

 

 なんとなく汚く見えてしまうのですが、装具を使い込めるほど我々のリハビリは充実していると考えています。

 

 高価なため、頻繁に買い換えることはできませんが、しっかり壊れるまで使ってあげて欲しいと思います。

 

 以前、担当していた患者さんで、装具による歩行練習が終わると、装具に向かって”ありがとうございました”と言っていた方がいらっしゃいましたが、

 この装具をみて、その患者さんを思い出しました。

 

                        記事担当:部長さかもと

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