反復促通療法
促通反復療法(Repetitive Facilitative Exercise; RFE)は元鹿児島大学の川平氏が提唱する運動療法で,促通手技と患者が動かそうとする意図とのコンビネーションによって随意運動を実現し,それを集中的に反復する事によって必要な神経回路,特に運動性下行路を再建,強化することを目標としています。
患者さんの動かそうとする特定の部位に対して、徒手的な刺激や操作を選択的に加え、伸張反射や皮膚筋反射を誘発する。
また、患者の動かそうとする意志や意図、さらに患肢に対する注視や治療者による口頭指示(聴覚的刺激)によってひきおこされる上位中枢からの随意運動指令や、コンビネーションによって患者の意図した運動を努力性の共同運動パターンとして強化させることなく、より容易に実現させ、1つの運動パターンにつき数分間で100回程度、集中的に反復します。
運動学習と神経生理学を融合させた療法で、当院でも研修会に数回参加し、伝達講習会をかなりの回数にわたって開催し、PTOTへの手技定着を図りました。
記事:部長さかもと