群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

青色

 以前「ライト・トーナス値」について紹介させていただきました。

 

 今回は色繋がりで。

 好きな色って人それぞれですし、家具や雑貨、洋服を買う際にはどうしても好きな色に目がいってしまうものですよね。

 

 私は青色が好きです。

 なので青色について2つのテーマで書きたいと思います。

 

  • 色と食欲について

 私たちの食事と色には切り離せない関係があります。食事の際、感覚の中で一番よく働いているのは、味覚(味)でも嗅覚(香り)でもなく視覚だそうです。私達は料理のおいしさを五感(味覚・嗅覚・触覚・視覚・聴覚)で判断していますが、その中でも視覚情報は87%を占めているというのです。

 

 そこで今回のテーマである青色。

 一般的に青色は食欲を減退させる色と言われています。それは自然の食材の中に青色が存在しないためだそうです。青い魚も中身は白やピンク色、ナスやブルーベリーも赤みを帯びた紫色、このように食材として青色を見ることなく進化した私達人間は青色という色に食欲が湧かないようになっていったみたいです。青色の食べ物を見ても脳が「これは食べ物ではない」「おいしくない」と勝手に判断してしまう…。

 

        

 

 一般的に好きな人が多いと思われるカレーライスにしろ高級なイクラでさえ確かにあまり美味しそうには見えませんね。ただでさえ暑くて食欲が湧かないこの時期には勘弁です。

 色が違うだけでこんなにも気持ちが変わるとは!!!

 

  • 色と勉強について

 勉強に一番大切なものは集中力と持続力です。

 この両方の力を高めてくれる色の代表として青系の色があげられます。

 青は鎮静効果が高いとされているため気持ちが落ち着き、集中力が必要な勉強に適しているようです。心理学的には寒色系の色は暖色系の色よりも3℃ほど低く感じ気持ちも引き締まるそうです。「青ペン暗記法」という勉強法もあります。これは私も実践しています。

 ある研究でも、若年者及び高齢者の色彩弁別能力として判別しやすい色彩は青紫色であるとれおり、青色を効果的に使うことで、運動学習を含むリハビリの効果にも影響を及ぼせると考えています。

 

 反対にあまり勉強に向かない色が赤だと言われています。理由としては、赤は興奮作用があり血圧や脈拍を上げてしまい集中ができない、満足感を与える色なので勉強意欲を奪ってしまう等々。

 

 ざっくりですが今回は青色をテーマに紹介させていただきました。

 色が与える影響は他にもたくさんあるので興味のある方はぜひ調べてみて下さい。

 

 最後に少しだけ。

 世界で最も好まれる色は「青色」説!

 

 

 透明感のある青い色やパステル調の青い色は見た目も綺麗です。ついつい写真を撮りたくなってしまう海や空の色も青ですし、一説には世界中で最も好まれている色と言われているそうです。

 

                              記事担当:PT田沼