コロナウイルスが広がりつつあり、研修会が軒並み中止になっています。
今回はウイルスが広がる前に行った研修会のお話しをしたいと思います。その時に自分が実施した感染予防も兼ねて。
研修会の内容は、高次脳機能障害といわれる、病気やケガなどにより脳に損傷を受け、記憶力や注意力、行動力などに問題がおこり、社会生活に支障をきたす障害についての内容となっています。
その中でも「左半側空間無視」という、左側に注意が向きにくい障害に対する介入方法を学んできました。
左側に注意が向かないため、車椅子の左側を壁に当ててしまうことや、歩いていて左側の障害物にぶつかってしまう等、日常生活で問題が起きてしまう場合どう介入するか。また、運転など行っている際に、中央線によりすぎてしまい対向車にぶつかりそうになる事など、危険が及ぶ可能性が高い症状に対してどう関わっていくか。
このような症状をリハビリにより軽減させていく事もリハビリテーションの仕事の1つとなります。
研修会に参加して、難しい内容であると同時に、新たな知識や介入のバリエーションが増えた事でモチベーションの向上につながりました。
今回学んだ事を患者さんに活かしていくことや、後輩に伝えて行く事が重要になっていくと考えます。
※インフルエンザ流行時期ということもあり、感染予防に心がけました。
マスクを着用し、屋外にでた後や食事前にはうがい、手洗いはもちろんですが携帯消毒で殺菌しました。公共交通機関では、周囲に人が少ない席を事前に選び乗車する事で最低限の予防を行ったと思います。会場でもマスクの提供や、手指消毒が設置されており徹底していたと感じました。
コロナウイルスのエアロゾルによる感染力を考えると、これでは不十分ですが、今後も、医療従事者として感染予防に努めていきたいと考えています。
記事担当OT:まるヤマ