群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

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変形性股関節症を悪化させないために

 京都大学の研究では、これまで一日の股関節への負荷量の合計が変形性股関節症の進行に関わるということを明らかにしてきました。


 従って昨日お話しした、水中運動などで免荷しておくことは大事なことでしょう。


 しかし、研究の追加分析により、姿勢の悪化と脊柱の柔軟性低下が歩行時の負荷とは独立し、疾患の進行に影響を与えることがわかってきたとのことです。

 
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 もともと硬いから今更という方もいらっしゃいますが、姿勢や関節の偏位(姿勢の悪さ)が、変形性股関節症の進行につながるのではないかと考え始められています。

 可動域低下や姿勢の悪さ、脊柱の柔軟低下など、これらを防ぐまたは改善すると、変形性股関節症の進行を遅らせることができる可能性がありそうです。

 柔軟性と言う点で一例を示します。
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 普段から脊柱を良く動かしておくことが、特定の関節に負担を掛けないことにつながります。

記事担当:部長さかもと