群馬リハビリテーション病院リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。伝統的なリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使して、患者さんが良くなるために奮闘中。

「誤嚥の判断基準について」

4月21日に東京で行われた『呼吸器ケア・リハをする人のための基礎技術~聴診・打診・触診を中心に~』というセミナーに参加してきました。

 胸や喉に聴診器を当てて音を聞き、痰がある場所によって効率的な痰の出し方が違うことや、喉の音から嚥下障害があるかどうかを確認する方法などを教わってきました。

 その中で、気になったことをお伝えします。

 

 水分を1口に飲む量が2mlより少ない場合、気管に入って誤嚥したとしてもむせたり咳をする人は少ないそうです。では、誤嚥しているかどうかを何で判断するかというと・・・?

①喉元に聴診器を当てて飲み込むときの音を聴く(『頸部聴診』と言います)

②飲む前と後の呼吸音の変化

①と②を同時に行うとさらに判断の感度が良くなるそうです。

また、飲み込む前後の呼吸パターンの変化を見るのも判断基準になるということでした。


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セミナーでは、食事をしている方の映像と頸部聴診をした音を同時に流して、「この人は誤嚥しているかしていないか」という質問をされました。


音を聞かず映像だけ見ていると、むせることもなく食べている方が多かったのですが、実際に音を聞いてみると飲み込むときの「ごくん」という音が長かったり、飲み込んだ後にゴロゴロした音がしていたりと、誤嚥していることがよく分かりました。


教えて頂いた先生から「見た目にだまされないこと!」と言われた通り、普通に食べているように見える方でも誤嚥していることがあります。実際に、私達が関わらせて頂く患者さんの中にも誤嚥しているのにむせない方も多いです。

 

ご家族や身近な方で、普通にご飯を食べているのに時々苦しそうな呼吸をする、風邪を引いたわけではないのに微熱を繰り返す、という方がいたら誤嚥をしているかもしれません。「見た目にだまされず」気になる症状があったら、医療機関などで聞いてみてくださいね。


記事担当:ST茂木