群馬リハビリテーション病院リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。伝統的なリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使して、患者さんが良くなるために奮闘中。

水中運動と免荷

 水に入ると体が軽くなった感じがしますが、本当にそうなんです。

 これは、水の体積を押しのけた分の浮力が働くからであり、この浮力は水深によって変化することが知られています。

 当院では昭和の頃から温泉やプールを利用した運動療法が実施されており、いわば天然の免荷式歩行器で歩行練習ができていました。

 特に骨折や人工関節の治療後、陸上で荷重訓練を実施することができない患者さんに水中での免荷歩行が実施できるというメリットがあります。

 体重を抜く量は、水深によって以下の図のように定義されています。

 下にある%は、実際に足の裏に掛かる体重の割合です。

イメージ 1

 ウエスト部分で体重の半分、胸までで体重の2/3が浮力のため免荷されます。
 

 水中運動では免荷式歩行器のような練習ができますが、脚が水中にあるのでコントロールしにくく、脚の振り出し練習など麻痺を改善する運動の際には”免荷式歩行器”を利用した方が良いと思います。

 当院では6×9mのプールを用いて、歩行練習、もも上げ、スクワット、横歩きなど様々な運動を組み合わせて行っており、水温は不感温度(36℃)を利用することで、代謝亢進も図られ、荷重時に起こる痛みも少なく運動が行えるようです。