群馬リハビリテーション病院リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。伝統的なリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使して、患者さんが良くなるために奮闘中。

メタボ

 メタボとはメタボリックシンドロームの略で、下の基準で判断されます。

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 このメタボの何が悪いかというと、下のグラフのように因子が重なったときに心臓病などのリスクが大きく跳ね上がるということがわかっています。

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 今回は、メタボリックシンドローム婚姻状況の違いによる研究をご紹介します。

 2015年に東京慈恵会医科大学附属病院人間ドックを受けた40歳代の男性2000人余りを対象に、既婚、単身赴任、独身(離婚も含む)者を質問票の回答と検査結果から比較しました。


 その結果、メタボの人は独身が22.9%で、既婚の11.3%の約2倍でした。メタボの予備軍はそれぞれ16.8%と17.5%でほぼ変わりがありませんでした。単身赴任では、メタボは9.9%にとどまる一方、予備軍は22.1%ともっとも多いという結果になりました。


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 メタボの構成要因である腹囲、血圧、中性脂肪、血糖いずれも、独身のグループでは既婚のグループに比べ有意に高値でした。


 1週間での夕食が外食の日数は、既婚者で2.2(±1.6)、単身赴任者で3.4(±2.0)、独身者で3.8(±2.4)

 朝食を抜くことが週3回以上の割合は、既婚者で20.7%、単身赴任者で23.1%、独身者で36.8%。

130分以上の軽く汗をかく運動を週2日以上実施している割合は、既婚者で27.8%、単身赴任者で36.2%、独身者で24.5%。

 20歳時のBMI(体格指数)と現在のBMIの比較でも、既婚者で+7.3kg、単身赴任者で+7.4kg、独身者で+9.2kgとなり、未婚・離婚群が有意に高値でした。

 生活習慣改善の意向を尋ねたところ、「改善するつもりはない」と答えた人は、既婚者は14.5%、単身赴任者は9.9%、独身者は15.2%とのこと。

 「特定保健指導を希望しない」と答えた割合は、既婚者は54.3%、単身赴任者は51.1%、独身者は55.2%でした。

 

日本人単独世帯男性では、内分泌代謝疾患で通院するリスクが高く、その原因として健康管理・生活管理の難しさがあるとのこと。日本人独身男性では循環器疾患・全死亡リスクが上昇するという報告もあります。


 和田教授は「メタボリックシンドロームの発症要因の中で、比重の大きいのは生活習慣であり、男性の生活習慣においては、家族状況の影響も少なくない。しかし男性においては、婚姻状況がはるかに影響を及ぼしており、独身者では今後、メタボリックシンドロームを含め生活習慣病が悪化する可能性が懸念される」と指摘したそうです。


 単身赴任者に比べ、独身者では自分の体に気を遣わない人が多く、医学的にも婚姻は大事なのかもしれません。