寒い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
山々の紅葉は終わってしましましたが、リハビリ室ではきれいなイチョウともみじが見られます。
写真は、患者様が作業療法のリハビリ中に折り紙で作成したものです。大きな模造紙に土台となる木を色鉛筆で書き、折り紙でイチョウやもみじの葉を毎日少しずつ作成し、約2週間で完成しました。よーく見ると、本物のイチョウの葉もあるんです。とてもきれいです(*^_^*)
さて、指や手を動かすと脳にいいと、1度は聞いたことがあると思います。なぜ指や手を動かすと、脳にいいのでしょうか。
私たちが手を動かすと、脳の知覚情報を担う領域の感覚野と運動情報を担う運動野の神経細胞が広く刺激されます。
これを示した図をペンフィールドのホムンクルスといいます。下の図です。カナダの脳神経外科医のペンフィールド博士が、脳にある感覚野と運動野の神経細胞が身体のどこを支配しているかを示したものです。
この図からわかるように、手や指は、感覚野・運動野共に支配している範囲がとても広くなっています。
このことから、指や手を動かすことで、脳の広範囲の神経細胞が刺激され、脳血流量も増え、脳を活性化できるのです。
折り紙や手芸、ピアノなどの楽器の演奏も脳にとてもいいそうです。寒い季節、家の中で脳を活性化してみませんか。
担当記者 PT清水