本来は2動作移行期くらいが理想的ですが、片脚の屈曲が出にくいので、相談を受けてのHWA施行です。
両側片麻痺ということもあって、固定式歩行器を利用しての歩行訓練を実施しています。
歩行条件はこれです。
水彩画にしています
右足にSHBを履いていますが、足尖の引きずりがかなりありました。
HWA施行前は歩行速度 0.132m/sec、平均歩幅 0.126mで、
10日間HWAによる歩行実施後、
HWA施行後には、歩行速度 0.146m/sec、平均歩幅 0.151mでした。
確かに変化は出ていますが、あまり変化を感じられませんでした。担当者に確認すると、この日は適合性の良い装具が用意できなかったとのこと・・・。
2日後にもう一度評価すると・・・、
この日は患者さん用の靴とオーダーメイドの装具が完成したとのこと。
適合性もかなり良いようです。
結果は、
歩行速度 0.252m/sec、平均歩幅 0.192mになり、
施行前と比較すると歩行速度は1.9倍、歩幅も1.5倍でした。
HWAを何とか適用できないか試行錯誤して利用しましたが、装具などの条件が施行前と違い、何が効果があったかわからない結果となりました。
3動作の方でもHWAは適用できる可能性はあるということ、また、歩容の乱れがある場合、適合性の良い装具は奏功するということでしょうか。
何とも締まらない結果ですが、こんな試行錯誤を繰り返しながら、我らがリハビリテーション部は毎日頑張っています。