群馬リハビリテーション病院リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。伝統的なリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使して、患者さんが良くなるために奮闘中。

渦流浴温故知新

 個別運動療法を中心に施行するあまり、理学療法等のリハ専門職がいる医療機関では、逆に物理療法機器を使用する機会が減っているように思います。

 当院でも同じ傾向にありますが、温泉療法も含めて故きを温(たず)ねて新しきを知る(温故知新)という言葉もあるように、我々は温熱や温泉の良さを知っておかなければいけません。

 そこで、一つ
 今日は片麻痺上肢機能と痙縮です。

 温熱療法は筋紡錘の二次終末の活動を減少させ、さらに筋組織の粘弾性を高めることで、筋伸張時の反射を抑制するとされます。

 平たくいうと、筋肉の痙性を軽減するということです。

 痙性を軽減してSTEFという上肢の検査を行うと、以下の効果があったという報告があります。

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 渦流浴という機器を使用していますが、前腕部分を15分単純泉であたため、前後でSTEFを行うと、平均で5点ほど伸びています。
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図はイメージです

 温熱療法の治療効果としてはさらなる検討をする必要があるとしていますが、温熱により上肢が使いやすくなると考えられます。

 リハビリの前処置として、入浴や温熱療法も考えたいと思います。

衛藤誠二他:前腕浴が片麻痺上肢機能と痙縮に与える影響 日温気物医誌2010