群馬リハビリテーション病院リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。伝統的なリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使して、患者さんが良くなるために奮闘中。

アクティブラーニング

アクティブラーニングという言葉が教育の世界では最近よく使われているようです。


これを日本語に訳すと“能動的学習”とされますが、この学習方法を必要とする根拠は「学修定着率」の図がよく用いられます。


この図はエドガー・デール(オハイオ州立大学教育学教授)が、その著書である【学習指導における聴視覚的方法】で提唱した学習経験の分類図で、「経験の円錐」と呼ばれます。


この図では「座って聞く講義」が「読書」よりも定着率の点において低いという現実が描かれています。


しかし、グループ討論、フィールドワーク、プレゼンテーションといったピラミッドの下に位置する「アクティブラーニング」が注目され、このような学習法を取ることで理解できる量も増えていくとされています。


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さて、こんな説明をされても、何が言いたいの?リハビリのブログじゃないの?と思われた方が多いと思いますので説明します。



リハビリも最近は運動学習を効率的に行う事が大切と言われます。

リハビリも学習なんです。

 

リハビリの中で動作の手順などをセラピストが説明することがありますが、患者さんは聞いたときにわかったと言っていただきますが、実際にはこの図にあるように5%しか定着していません。

 

実際にその動作を行ってみると“できない”ということが多くあります。

そんなとき、この図を思い出していただきたいのですが、

聞いたことをその場で実際に体験、活動することで定着率を上げる事ができるのです。

 

さらに自分の動作方法をこれでいいのかと、セラピストに確認してみたり、時にはセラピストと意見交換をしてみたりしても良いでしょう(ディスカッション)。

こうすることでさらに定着率は上がっていきます。

 

定着度が上がるという事は、実際にどのように体を動かせば良いのかが理解でき、その動作が実際に”できる”ということにつながります。

 

従って、聞いた、わかった、でもやってみない、ではなく、

聞いた、わかった、やってみようとする事が自身の体や言葉のでやすさなどを改善していきます。

 

さらに、定着率を上げるには“人に教えること”だそうです。自分がどんな感じがするのか、どのように動かそうとするとうまくいくのかセラピストに教えてください。

 

患者さん同志で教え合う場合には、押しつけにならないように気を遣う必要がありますので(゜o゜;)是非セラピストをご活用ください。