今の自分に何か生きがいはありますか?と聞かれても、あまり明確な答えを出すことはできませんが、”子供の成長”だったり、”家族のために頑張ってみようかな”という気持ちが、少なからずあります。
これを生きがいというかどうかはわかりませんが、生きがいのある人は長生きをしているようです。
この表は7年間の生存率を表していますが、生きがいがあると答えた人が一番生存率が高いという結果が出ています。
同じく、人生の目的がある場合とない場合の、要介護発生リスクです。
人生の目的を強く感じている方が、要介護状態になりにくいと言えます。
これはアメリカの調査ですが、人生の目的を持ち、生きがいを持った方の方が元気で長生きしそうです。(上に行くほど要介護状態になりやすい)
感覚的にはわかっていることだとは思いますが、改めてグラフで表されると説得力があります。
この生きがいを持つことの大切さを一番感じているリハビリ職種が作業療法士です。
彼らは生活行為向上マネジメントなどを利用して、生活にメリハリを持つための援助を行います。
興味あることや、やってみたいことなど、根掘り葉掘り聞くと思いますが、面倒くさがらずに答えてください。
これが、退院後じわりじわりと効いてくることでしょう。