間違った使い方をされている方も多いように思いますが、
なかなか声を掛けるところまでは至りません。
そこで、ブログで声を掛けさせていただきます(笑い(゜o゜;))。
杖は基本的には悪い脚と逆の手で持ちます。
悪い脚と同じ側で持つと、歩きにくくなり転びやすくもなります。
T字杖はあまり強くは支えられません。
T字杖は「軽く支えるのに適した杖」とお考えください。

杖を持つときは人差し指を一本だけ、支柱の前に出すようにします。
これは、手首の中心と杖の重心が近い位置に来るため、手首の負担を減らすことができます。
短距離であればあまり違いはわからないと思いますが、長時間・または強い支えを使用とすると違いが判りますので、下の誤った方法でも支えて見てください。

杖の長さ
短い杖では、体が前かがみになり、バランスが悪くなります。
また長い杖では、杖の先ゴムが地面と密着しづらくなり、杖が滑りやすくなります。
基本的な杖の長さ調整ですが、
まず立位で「気をつけ」の姿勢をとります。
次に、杖を持っている側の足の先から、15cm程度離れた位置に杖先を置きます。
その位置から杖先を、外側へ15cm移動します。
この位置が杖の長さを決める時の基準です。
正しい杖の長さは、杖先がこの位置にある時に、
腕の肘の角度が30度になる高さです。

いかがですか。少しは支えやすくなったでしょうか。
微調整は理学療法士にお任せください。