群馬リハビリテーション病院リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。伝統的なリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使して、患者さんが良くなるために奮闘中。

全体構造法の研修会

 先週は沢渡も雪が降りましたが、道路の雪はほとんど溶けました。
皆様がお住まいの地域はいかがでしょうか?
 晴れていると気温が下がり…先日は朝の気温が-8度という日がありました。
 道路が凍結することもありますので、運転は十分気をつけて下さい。
 
 12122日に東京で開催された「第158 国治研セミナー 全体構造法よる失語症リハビリテーション」に当院STが参加してきました。
以下は参加したSTの感想です。
 
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 全体構造法は主に失語症(脳卒中などにより言葉を理解したり、話したりすることが難しくなる症状)の患者さんを対象とした言語再獲得のための手技です。
 全体構造法では人間の自然な言語獲得の過程に従ってアプローチすることを重要視しています。
 そのため、訓練では自然な話し言葉のフレーズを唱える「となえうた」や身体を動かすことで音の特徴を捉える「身体リズム運動」などを用いて訓練を行います。
例えば「あ」の音は「ゆっくり」「大きく開く」という特徴を持つので、胸に当てた手をゆっくり側方へ開きながら声を出すといった練習を行います)
 
 今回は初心者にもわかりやすく、全体構造法の基本概念から実際の訓練方法まで詳しく説明があり、非常に勉強になりました。
 全体構造法は「教える」ためのものではなく、患者さん本人が「自ら気付く」ということを重要視しています。
 講義では患者様の訓練場面の様子も映像で見させていただきましたが、初めはうつむき加減で不安そうな表情をされていた方が、全体構造法で音やリズムの特性を知覚していくうち、自ら誤りに気付き、修正できるようになり、会話場面でも言葉が増え、表情もいきいきと変化していく姿に感動しました。
 
 この手技をしっかりと活用できるようになるには、まだまだ勉強が必要ですが、今回の研修で得た知識を患者様に還元できるようにがんばります。


                                            ST日下部