2013年、台湾の報告です。
追跡調査期間中、リハビリテーションを受けた患者75例(5.8%)および受けなかった患者566例(8.7%)が脳卒中後うつ病を発症しました。
脳卒中リハビリテーションを受けた患者は、研究対象期間を通じ、うつ病イベント発生率が有意に低い(P=0.0001、図)という結果です。
最後に、“うつ病リスクの減少には脳卒中後のリハビリテーションが推奨される”と、この研究ではまとめられています。
持久性改善のための運動療法などは精神面を整える効果もあり、うつ状態に陥る前に、回復期リハ病棟に転院してリハビリテーションを行うことが予防という点でも大切でしょう。