群馬リハビリテーション病院リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。伝統的なリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使して、患者さんが良くなるために奮闘中。

サクセスフル・エイジング

 サクセスフル・エイジングという言葉を、耳にするようになりました。


 これを直訳すると「成功した加齢」という意味で、老年期において年をとっていく現実を受け入れ、よく適応していることをいいます。
 よき老後を迎えること、幸福な老いと言われたりもします。
 
早足の女性は病気にかかりにくいという研究があります。対象は1万3千名余りの女性で、30歳から55歳の対象者に対し、9年後に歩行速度を調べました。この時の歩行速度と70歳になった時の、健康状態を関連づけました。


このときのサクセスフルエイジングとは70歳の時に、10の慢性疾患また、冠動脈バイパス移植手術の病歴がなく、認知障害、身体障害、または精神的健康の制限がない状態を表しています。
 
このサクセスフルエイジング達成度と歩行速度との関連を検討したものですが、
普段から、歩く速さが時速3.2Km未満の人を1とすると(マイルの国ではこのような数字になりますが、1分間に53mです)
時速3.2Kmから4.8Km53m/min~80m/min)が1.9倍、
時速4.8Km以上(80m/min以上)は2.68
サクセスフルエイジング達成度が高いという結果でした。
 
サクセスフルエイジングと歩行速度つまり、普段から早足で歩く女性は“心身ともに健康である”ということが言えるようです。
 
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サクセスフル・エイジングにおいて、大切なことは諸説ありますが
(1)長寿であること
(2)生活の質が高いこと
(3)なんらかの生産的な活動に関わっていること
(4)本人が生活に満足感を抱いていること


4つの点が必要だと老年社会学ではされています。
 
 病気にならず、健康的で活力のある生活をするためにも、運動機能は高く保っていきたいものです。
(これはたとえ入院してしまったとしても同じでしょう。)