群馬リハビリテーション病院リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。伝統的なリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使して、患者さんが良くなるために奮闘中。

大腿骨骨折後のリハビリに回復期リハ病棟を

高齢化と共に、大腿骨頸部骨折患者さんが増えています。

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骨折というと、高いところから落ちたとか、
交通事故などのイメージがありますが、

実は高齢者の骨折は、
屋内で立位から転んだというものが一番多いといわれています(上図)。

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転倒する可能性は筋力低下、転倒既往、バランスがとりにくいなどがあると高くなりますが、以前お話しした、
ロコモや、フレイルなども原因です。

この中に、”転んだことがある”という項目があります。

一般的には不可解に感じると思いますが、
高齢者の転倒は視力低下や、薬剤によるものなど、様々な原因があり、一度転ぶと2度目が起きやすくなります。

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これは、試験を開始した時点での骨折の箇所数と、一年以内の椎体圧迫骨折(背骨の骨折)との関係ですが、
1箇所骨折すると、一年以内に11.5%が、
2箇所骨折していると、一年以内に24%に骨折が発生しています。

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入院リハビリの目標を”歩行が一人でできるようになること”
に設定することが多いと思いますが、
歩けるというだけの状態では、先ほどお示ししたように、
転倒・骨折の可能性が高い状態であることは否めません。

上記は、中之条研究ですが、骨折を予防するには、薬剤による治療などに加え、一日7000歩を歩ける体力が必要です。
回復期リハビリで、予防できる体力をつけてください。

リハビリはそんなにしたくない・・・という声もありますが、
不十分なリハビリで、転倒して骨折、もう一度手術などということにならないよう、
リハビリが十分にできる環境でリハビリを行い、自宅に帰って好きなことを好きなだけ行えるようにしたいものです。

ちなみに、痛みが残る方でも
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は有効でした。