群馬リハビリテーション病院リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。伝統的なリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使して、患者さんが良くなるために奮闘中。

高次脳機能訓練について

 今年の夏は、暑かったり涼しかったり、台風が3つも同時に来てみたり・・・

 なんだか落ち着かない気候が続いていますね。みなさんは体調を崩されたりしていないでしょうか?

 

 さて、今回は当院で行っている頭のリハビリ(高次脳機能訓練)についてお話します。

 

 ST言語聴覚士)の主な仕事として、言葉のリハビリ、飲み込みのリハビリに加えて頭のリハビリがあります。脳梗塞脳出血などの脳血管疾患や認知症などで頭の働きが低下してしまう患者様がいらっしゃいます。そのような患者様と一緒にしているのが頭のリハビリです。

 頭の働きといっても様々で、記憶力、注意力、思考力、遂行機能(何かを行うために計画を立てて実行していく力)などなど・・・人それぞれ、症状が異なります。

 

 そんな頭の働きのリハビリの中から、いくつかを紹介します。

 

 まずは、Trail Making Test(トレイルメイキングテスト:TMT)というものです。

これは、注意力や前頭葉の働きを良くするためのリハビリです。

 2種類あり、①数字だけを1から順番につなげていく、②数字と仮名を交互につなげていくというものです。写真は②のほうですが、結構難しいんですよ。

 
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 もう一つ、抹消課題というものを紹介します。

これも注意力を良くするためのリハビリです。印をつけてもらうマークを見本のところに書いておき、患者様にできるだけ速く見落としがないように印をつけていってもらいます。

 マークを1つ→2つ→3つと増やしたり、印を丸・バツ・三角などに変えたりすることで難しさを調整しています。

 
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 今回紹介したリハビリはごく一部ですが、患者様からは「病院でこんなリハビリをするとは思わなかった」とか「体を動かしていないのに疲れる」といった感想が聞かれます。でも、みなさん一生懸命にしてくださいます。


 頭も、体と同じように動かさないでいると力が落ちちゃうことがあるんです。頑張りましょうね!

 

                           ST茂木