歩行支援ロボットをテーマに導入施設として当院が紹介されています。
当院のロボットリハへの関わりは、HAL(FL-05)、HONDA歩行アシストなどを2年半以上に渡り活用して、臨床実績を挙げています。
今のところ対象患者さんが明確に区分できている訳ではありません。
しかし、HALは立位が何とかとれるけれど、歩行時に下肢の動きがほとんど見られない方から、観察による歩行ができる方までを対象とし、
HONDA歩行アシストは観察による歩行から、自立しているけれどもぎこちない歩き方をしている方までを対象に、
歩行リハビリテーションに活用しています。
先日までは、安川電機の足首歩行アシスト装置を市場性調査としてお借りし、片麻痺などで足首の動きが不十分な方に対して活用しました。
また、免荷式歩行器POPOも歩行量の拡大に一役買っています。
ロボットを活用していない病院でも介助歩行や立ち上がり訓練等が積極的に行われていれば問題はありませんが、このようなリハビリはほとんどされていない回復期の病院もあると聞きます。
回復期リハ終了時に”沢渡にしとけば良かった”と後悔しないためにも、このロボットリハも積極的にご活用ください。
当院では入院リハビリを中心に実施していますので、回復期リハの対象患者さん(概ね発症2ヶ月以内)、療養病棟(回復期リハ終了後、継続したリハビリを行う必要があると判断された方)に入院される患者さんが対象となり、外来のリハではお受けすることができません。ご了承いただきたいと思います。
また、当院のロボットリハビリは診療報酬では個別リハビリの範囲内で実施しております。ロボットを使ったからといって新たな料金が発生することはありません。個別理学療法として保険が利きます。逆に個別リハビリができない患者さんについてはロボットリハも利用できませんので、新聞に掲載されたように90分で~円のような請求もありません。安心してください。
歩行リハビリロボがお助け 映像・音で誘導、練習量10倍に
http://style.nikkei.com/article/DGXKZO00293970Q6A430C1TZT001?channel=DF130120166089&style=1