研究に協力したのは24歳の男性で、交通事故で脊髄を損傷し、腕が動かなくなった方です。
研究チームは、脳の運動野に埋め込むことで、腕を動かす信号を読み取るチップを開発し、コンピューターを介して、前腕に着けた130の電極に伝え、筋肉を刺激しました。
2年前に同じ仕組みでこの男性は手を握ることができたが、今回はさらに、手の指を1本ずつ動かすことや、手首を動かせるようになりました。瓶の中身を別の容器に移すこともできたとしています。
朝日新聞デジタル、NHK NEWS WEB参照
News Webには動画もありますのでご参照ください。
ちなみに日本にはBMIがあります。
失ってしまった神経系の働きを、機械に代行させることによって再建する技術は、Brain-Machine Interface(ブレイン・マシン・インターフェース)(BMI)とよばれ、脳卒中や脊髄損傷などによって体に不自由が残ってしまった方たちの福音になると期待されています。
2018年実用化予定との情報や、開発者の慶応大学牛場潤一先生に私が学会発表する際、座長をしていただいた経験もあり、親近感を持って期待しています。完成すれば導入したいと思います。