群馬リハビリテーション病院リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。伝統的なリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使して、患者さんが良くなるために奮闘中。

読売新聞群馬版

11月29日から、読売新聞群馬版に3回にわたり教えてDr.という記事が連載されました。
当院のリハビリの考え方も示す良い記事だと思いますので、全文ご紹介させていただきます。


眞塩清(ましお・きよし)

1979群馬大学医学部卒、93年から沢渡温泉病院勤務。04年から院長。日本リハビリテーション医学会代議員、日本温泉気候物理医学会評議員


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リハビリテーションとは


 よく「リハビリしよう」などと使い、一般的には「機能訓練」という意味で理解されている。だが本来は、「心身に障害を残した患者さんが再び社会にとけ込んでゆくこと」という大きな意味がある。機能訓練はリハビリのうちの一つだ」


 「世界保健機関(WHO)による『国際障害分類』では、障害のレベルを▽機能障害▽能力障害▽社会的不利の三つに分類する。疾病などで生じたマヒや筋力低下、失語、変形などの機能障害により、歩行や食事、着替え、排せつなどの動作がうまくできなくなる能力障害が生じる。それは失職や退学、経済的困難、社会的役割の喪失などの社会的不利を伴う―――という考え方だ」


「患者さんが家庭や社会に復帰し、自立した生きがいのある生活を送れるようにすることが、リハビリの目的だ」


―――リハビリにおいては「評価」が重要という。


 「例えばマヒがあった場合、患者本人はマヒが起こる以前の状態しか頭になく、訓練を続けていても。どこがどう良くなっているのか理解しにくい。訓練効果を見るため、また本人に分かりやすく説明するためにも細かい評価が大切になる」


 「評価には『機能的自立度評価表(FIM)』を使う。食事、歩行、着替えなど日常生活を営むのに最低限必要な18の能力を、7段階で評価する仕組みで、退院の目安にもなる」


―――治療の方法は。


 「治療には、マヒや低下した骨関節機能の回復など、直接的に機能障害の回復を目指すものがある。また、残った体の機能や補助具を活用したり、生活環境を調整したりして、能力低下を補うものもある」


―――「廃用症候群」という言葉を聞くが。


 「『使わないと駄目になる』ということ。つまり、寝たきりなどで体を動かさなければ筋力は落ち、関節の動きは悪くなる。心臓や肺も能力が低下し、食べずにいれば消化器系も弱る。廃用症候群を予防するのも、リハビリの役目の一つだ」


 紙面も限られた新聞の文章なので、伝えるべき事が入れられていない気もしますが、リハビリの紹介ということで、あと2回、すべて連載したいと思います。
 当院リハ部は年内休まず稼働します。来年は1月1日から入院患者さんのリハビリは通常通り行います。お見舞いにいらっしゃっても、リハビリ予定が入っている事が多いと思いますが、是非リハビリ室にご一緒にお越しください。