群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

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コーヒー摂取量と死亡リスク(日本)

がん、脳血管疾患、虚血性心疾患の既往のない40~69歳の日本人9万人に、コーヒー摂取量と主要死因別死亡(全死因、がん、心疾患、脳血管疾患、呼吸器疾患、外傷、その他)との関連を調査した。18年追跡調査し、調整後、コーヒー摂取量と全死亡および死因別死亡リスクとの関連について、Cox回帰モデルで調べた。

結果
・男女とも、コーヒー摂取量と全死亡リスクとの間に逆相関あり。
・コーヒーをまったく飲まない人と比べた全死亡のハザード比(95%CI)は、
コーヒー摂取量が1日1杯未満の人は0.91(0.86~0.95)、
1~2杯の人は0.85(0.81~0.90)、
3~4杯の人は0.76(0.70~0.83)、
5杯以上の人は0.85(0.75~0.98)であった 。

一日5杯以上飲む方は、死亡率が上がるようです。
何事もほどほどにということでしょう。

The American journal of clinical nutrition 2015-5

ちなみに2012年にアメリカでも同じような結果がでています。
1日当たり1杯未満摂取では0.99(95%信頼区間:0.95~1.04)、
1杯0.94(同:0.90~0.99)、
2~3杯0.90(同:0.86~0.93)、
4~5杯0.88(同:0.84~0.93)、
6杯以上0.90(同:0.85~0.96)。
こちらは4~5杯が一番死亡率が低い。
砂糖やミルクたっぷりではわかりませんが、
お茶やコーヒーの水分摂取は体に悪くないようです。