群馬リハビリテーション病院リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。伝統的なリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使して、患者さんが良くなるために奮闘中。

リハビリには栄養学も不可欠です

昨年からリハ栄養プロジェクトを立ち上げて、勉強会を重ねています。
リハビリで栄養学を考えなければいけない理由は何でしょう。



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最近特に高齢の方で、栄養状態が著しく低下した方が見受けられます。
蛋白質やエネルギーが不足した状態をPEMと言うようです。

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だいぶ前の資料になりますが、abbottさんが調査をしています。
検診ではほとんどいませんが、在宅療養や入院の方で30~40%の方が低栄養とみられています。


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このような低栄養の患者さんは栄養状態の良い方に比べ、合併症や死亡の可能性が高くなっています。
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当院の数年前のデータではありますが、いわゆる重度の方(体が動かしにくい方)を対象に調査したものです。

ALB(アルブミン)だけで評価をしていますが、ALB3.5を超えた栄養良好な方と、栄養不良な方を比較しました。

日常生活機能評価の改善度(入院時と退院時を比較)で、平均2点の差があり、FIM(機能的自立度評価法:ADL)で平均26点と13点と、倍の差がありました。

従って、栄養状態はできる限り正常に保ったまま、リハビリを実施することが日常生活動作の改善につながりそうです。


病院の食事療法というと、カロリー制限のイメージを持つ方が多いですが、最近では逆の現象が起きています。食事をおいしく食べ、体を強くする心がけが大切です。