群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

気温と健康②

みなさんこんにちは!

各地域で雪が舞う日もみられている今日この頃

いかがお過ごしでしょうか?

私は寒いのがとても苦手なので

エアコン+ファンヒーター+こたつ+電気カーペット

とこれでもかというくらい暖房器具を使用して

寒さをしのごうと必死です(^0^;)

こういうときに実家の床暖房のありがたさが身に染みます。

 

 

さて、4月15日のブログにて熱中症を予防するための

「暑熱順化」について書きました。

暑熱順化とは身体を暑さに慣らして強くなろうというものでした。

 

 

身体を暑さに慣らすことができるのなら

寒さにも慣らせるのでは?

 

そうです。

もちろん逆もあります。

寒さに身体を慣らす「寒冷順化」です。

 

では具体的にどんなことをすればよいのでしょうか。

①筋肉をつける・強化する

 人の身体は寒さを感じるとブルブルと震えます。

 これはあえて筋肉を動かすことで熱を生成し

体温が下がらないようにしているのです。

 この生成できる熱を増やすためにも

 筋肉を増やしておくことは大切です。

 

 

②寒くても外出をする

 寒いとついつい外に出たくなくなってしまいます。

 確かに雪が降っている日や道が凍っている日など

 危ないときに外出するのは避けた方がいいかと

思われます。

 しかしある程度身体を寒さに慣らすためにも暖かい格好をして

外に出ることも大切です。

 

 

筋肉をつけるのは時間がかかってしまいそうですが、

暖かい格好で外出するのは

天気さえ良ければすぐにできそうですね!

 

もちろん同時進行で筋力強化もしていけば

健康面にもプラスになるので一石二鳥です。

 

 

病院に入院されている患者さんは

暖房の効いた室内にいる時間が長いため

寒冷順化が難しいと思われます。

 

いざ退院した後で寒さに慣れられず体調を崩してしまった

という事態を避けるためにも

リハビリで少しずつ外気に触れていただく機会も

つくれたらなと思います。

 

 

記事担当:PT 池田