何かを行うきっかけづくり(動機付け)には、「内発的動機付け」と「外発的動機付け」の2種類の方法があります。
内発的動機付け |
外発的動機付け |
|
起因 |
好奇心・興味関心など内面的な欲求 |
報酬、名声、強制など外的な見返り |
目標 |
自身から生まれる心理的欲求を満たす。その行為自体が目標になる |
結果に焦点を当てた行動を起こす |
持続性 |
長期的 |
一時的 |
形成の難度 |
難しい/効果が出るまで時間がかかる |
簡単/短期間で効果が出る |
(日本の人事部より)
例を挙げて考えてみたいと思います。
①就職するときの動機付け
・元々医療職に就きたくて好んで勉強をするなど、自分自身が興味をもって本質的に実施する
⇒『内発的動機付け』
・給料が高いことや、安定した職業であることなど、何かの褒美や報酬のために頑張る
⇒「外発的動機付け」
②学習を続けるための動機付け
・学生時代に科目担当教員の外見が好みで、一生懸命勉強した
⇒出発地点は純粋な学習意欲『内発的動機付け(本質的に学びたいからやる)』であったかもしれないが、途中から「外発的動機付け(先生の外見が好みだから頑張る)」の方が優位になってしまった。
「外発的動機付け」よりも『内発的動機付け』の方がモチベーションは高く、パフォーマンスも上がると言われています。
従って、最初は外発的動機付けであっても、それを『内発的動機付け』に変え、学習が行える機会を増やし、モチベーションの長期的維持に繋がるようにしたいと思います。
記事担当部署:ST室