群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

モチベーションの作り方

 

 何かを行うきっかけづくり(動機付け)には、「内発的動機付け」と「外発的動機付け」の2種類の方法があります。

 

 

内発的動機付け

外発的動機付け

起因

好奇心・興味関心など内面的な欲求

報酬、名声、強制など外的な見返り

目標

自身から生まれる心理的欲求を満たす。その行為自体が目標になる

結果に焦点を当てた行動を起こす

持続性

長期的

一時的

形成の難度

難しい/効果が出るまで時間がかかる

簡単/短期間で効果が出る

(日本の人事部より)

 

例を挙げて考えてみたいと思います。

 

①就職するときの動機付け

 

・元々医療職に就きたくて好んで勉強をするなど、自分自身が興味をもって本質的に実施する

 ⇒『内発的動機付け』

・給料が高いことや、安定した職業であることなど、何かの褒美や報酬のために頑張る

 ⇒「外発的動機付け」

 

②学習を続けるための動機付け

 

・学生時代に科目担当教員の外見が好みで、一生懸命勉強した

 ⇒出発地点は純粋な学習意欲『内発的動機付け(本質的に学びたいからやる)』であったかもしれないが、途中から「外発的動機付け(先生の外見が好みだから頑張る)」の方が優位になってしまった。

 

 「外発的動機付け」よりも『内発的動機付け』の方がモチベーションは高く、パフォーマンスも上がると言われています。

 

 従って、最初は外発的動機付けであっても、それを『内発的動機付け』に変え、学習が行える機会を増やし、モチベーションの長期的維持に繋がるようにしたいと思います。

 

 

記事担当部署:ST室