こんにちは!PTしのはらです。
当院ではリハビリの一環で患者さんと屋外歩行に行くことがあります。9月くらいまでは暑くて屋外歩行も行えない日々が続いていましたが、ここ最近は丁度良い気温で日光浴が気持ちよい時期になりました。(すぐ冷たい風が吹く厳しい寒さが来ると思いますが・・・)
今回はそんな日光浴の効果やメリットについてご紹介していこうと思います。
日光浴は脳内伝達物質の一種であるセロトニン、ビタミンDを生成します。セロトニンは別名幸せホルモンとも呼ばれ、日光浴の他に、運動、栄養バランスの良い食事によって生成されます。
セロトニンはリラックス効果やストレス解消、睡眠の質を上げる効果が期待できます。
ビタミンDは骨を丈夫にする為に必要です。
<日光浴のメリット>
①体内時計(体内リズム)を整える
睡眠、血圧、体温、内臓の働きなど、身体の機能が正しく働くためには、体内時計=体内リズムが必要で、ずれたり崩れたりすると様々な不調を引き起こします。日光浴は体内時計を正しく機能させ、ズレを整えてくれます。
②ストレス解消・メンタル安定
日光浴は、ストレス解消やメンタルを安定させる効果があります。ビタミンDはうつやメンタルヘルスにも良い効果があると研究によって明らかになっています。
③脳の健康に役立つ
ビタミンDは、脳機能を正常に保つ働きもあります。研究によれば、年齢とともにビタミンDの摂取レベルが低下すると、認知を司る脳の機能が低下することが分かっています。
④免疫力が上がる
ビタミンDには、免疫力を向上させる効果があります。ほかにも、皮膚の免疫機能向上や乳がんの予防効果もあると研究で分かっています。毎日太陽の光を浴びて、免疫力を向上させましょう。
⑤骨や歯を強くする
ビタミンDはカルシウムの吸収を良くする働きがあるため、骨や歯を強くする効果が期待できます。
大まかですが、日光浴には以上のようなメリットがあります。
ただ、以下のことに注意する必要があります。
長い時間浴びすぎると、シミやそばかす、肌の老化、皮膚がんなど紫外線による影響が懸念されます。夏は熱中症にも気をつけなければいけませんね。
適度な時間とタイミングとしては、
・午前中の15分~30分程度
・1日おきでも○
午後は紫外線量が増加する為注意してください。
また、イラストのように顔や腕に当てるのではなく、手のひらを太陽に向けるだけでも効果があるそうです。
寒さが厳しくなってきますが、日光浴を行い生活リズムを整えてリハビリに取り組めるとより一層効果が期待できるかもしれませんね。
記事担当:PTしのはら