群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

寒さが与える体への影響

みなさんこんにちは!だんだんと、朝晩冷え込む季節になってきましたね。寒いとついつい体に力が入ってしまいませんか?今回は、そんな寒さと体のこわばりについて書かせて頂こうかと思います。

 

 

 

○なぜ寒いと体がこわばるのか

 寒いと体温を調節して体の熱を逃がさないようにします。その体温の調節を行う時に、血管を収縮します。血管が収縮されると、循環が悪くなり、筋肉が固くなってしまいます。そのため寒いと体が固くなってしまうのです。

 

 

○体への影響

 寒さで体が固くなってしまうと

  • 肩こり・腰痛による集中力低下
  • 肩こりからくる頭痛
  • 体がこわばることで交感神経が優位になることによる入眠の困難
  • 筋肉が固くなることによってケガをしやすくなる

などの影響があります。

 

 

○対策

 寒さが体に与える影響を少しでも軽くするためにとれる対策があります。

 ①姿勢を見直す

 寒いと体を丸めた姿勢になりがちですが、悪い姿勢は肩こりを悪化させます。正しい座ったときの姿勢は、座面に深く座り、骨盤を立てた姿勢です。作業しているとついつい猫背になってしまいますが、ときどき姿勢を直すように心掛けましょう。

 

 

 

 ②ストレッチをする

 定期的に体を動かすことで、血行がよくなり、痛みが改善します。また、血行がよくなると体も温まるので、今の季節にはぴったりです。

 首を左右に倒す、踵上げ、体を左右に捻る運動、背中を丸める動きと胸を反る動きを繰り返す肩甲骨の運動など、簡単なもので大丈夫です。座ったままでも、立ってでも、何かひとつでもストレッチをすると変わるかと思います。

 

                

 

 ③カイロを腰や肩に貼る

 腰や肩にカイロを貼って温めることで、筋肉が固くなるのを防ぎます。

 

 ④体が温まる食事をとる

 ショウガやニンニク、ネギなどが体が温まる食材として有名ですね。食事の中に入れたり、生姜湯など飲み物でもとることができるかと思います。逆にレタスやトマト、きゅうりなどの夏野菜は体を冷やしてしまいます。

               

 

 ⑤3つの首を温める

 首・手首・足首は太い血管が通っています。タートルネックや手袋、靴下を使用して、冷やさないようにしましょう。

 

 

 これからどんどん寒さが本格的になってきますね。少しでも快適に冬を過ごせるように姿勢の確認やストレッチなど、できることから始めてみましょう!

 

 

記事担当:PT小向