群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

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屋内での熱中症

みなさんこんにちは!

連日暑い日が続いています。

夏は熱中症には注意が必要ですね。

 

近年、室内での熱中症が増加しており、消防庁の調査では、約4割が住居敷地内や室内で熱中症が発生しているとのことです。

暑い屋外だけではなく、屋内にいても熱中症の危険があるということで、今回は屋内での熱中症について書こうかと思います。

 

 

屋内での熱中症が発生する原因は、大きく分けて3つあります。

① 環境 :室温や湿度の高さ、風通しの悪さ

② からだ:乳幼児や高齢者、体調不良、脱水気味、睡眠不足、

疲労が溜まっている、基礎疾患のある人

③ 行動 :長時間の作業、水分補給できない状況、激しい運動

これらのどれか1つだけでも熱中症を引き起こす原因となります。

 

 

もし次のような症状が出ていたら、熱中症になっているかもしれません。

  • 顔がほてる、軽いめまいや立ちくらみを感じる
  • 手足に「こむら返り」が起こる、筋肉がピクピクと痙攣している。
  • 汗がふきでる、まったく汗をかかないなど、いつもと違う汗のかきかたになっている
  • 皮膚に触れると暑い、吐き気がする

どれか1つでも自覚症状がある場合は、涼しい場所へ行き、体温を測る、首や脇・足の付け根などを保冷剤などで冷やす、水分と塩分(スポーツドリンク等)をとるようにしましょう。

 

 

 

 

屋内での熱中症を防ぐポイントは、

  • 温度と室温を気にする

→室温28度以上、湿度70%以上だと

熱中症のリスクが高まります。

 室温28度以下、湿度50~60%程度を

保つようにしましょう。

  • 室温を適切に保つ
  • こまめな水分補給・適度な塩分補給・休憩

  • 生活リズムを整える
  • 体を暑さに慣れさせる
  • 自分も家族もなるかもしれないとお互いに気にかける

特に室内熱中症が発生しやすい場所は、高温多湿になりやすい台所・浴室・ベランダ、冷房が効かず狭いトイレ・脱衣所・洗面所などです。

 

 

まだまだ暑い日が続きますし、今週は大変な予報も出ているようです。

みなさんで気をつけながら、暑い夏を乗り切りましょう。

 

記事担当:PT小向