最近、少しずつ使用頻度が増えてきているように感じます。
機器としては単純な感じがする本機ですが、股関節の屈曲伸展のみのアシストでも、大きなインパクトを与えることができるのも、この筐体の特徴です。
最近では脳卒中のみならず、人工股関節全置換術後の患者さんや、小脳梗塞の方、脳腫瘍術後の患者さんなど、この2日で、多くの相談を受けました。
歩行時に股関節伸展の動きは特に大事ですが、無理矢理伸展アシストを行ったところで、歩容を改善する効果は簡単には見込めません。
このあたりは、担当PTとのやりとりになりますが、左右の対称性の話や、歩幅の拡大がどのように影響していくのかなど、考えながら臨床をするためのヒントを若手PTにお話しすることができて、嬉しく感じます。
PTである以上、このような情報共有やディスカッションを、積極的に行っていきたいものです。
記事担当:部長さかもと