こんにちは
今年、群馬リハビリテーション病院に入職いたしました新人理学療法士のチギラです。
よろしくお願いします。
入職してから約3ヶ月の月日が経ち、色々な疾患の患者さんのリハビリを介入しているなかで、整形疾患の患者さんのリハビリをしている際に、原因を聞くと「家で転んでしまった」という声が多くありました。
近年高齢者の転倒事故が増えてきていることを学生の時に調べた事があったので紹介したいと思います。
今回は「高齢者の転倒」についてお話したいと思います。
1 転倒の要因
転倒を引き起こす要因としてよく挙げられるのが
筋力低下や平衡感覚機能低下などの加齢変化や
身体的疾患、薬物など患者さんの身体的な問題によって転倒が起きているそうです。
2 転倒の原因
高齢者の転倒事故が起きる原因として
スリップ、つまずき、よろめきによる転倒
階段からの転倒などが挙げられます。
中でもスリップ、つまずき、よろめきによる転倒は高齢者の8割を占めているそうです。
高齢者の転倒事故が起こりやすい場所として住宅等居住場所、道路・交通施設、店舗、公園、遊園地・運動場等、会社・公共施設等などが挙げられます。
その中でも住宅等居住場所での転倒事故が5割を占めています。
住宅等居住場所における転倒事故の発生上位として
1位 居室・寝室
2位 玄関・勝手口
3位 廊下・縁側
4位 トイレ・洗面台
5位 台所・調理場・ダイニング
が挙げられています。
加齢変化によって身体能力は落ちているが、何十年も慣れ親しんだ家で過ごしていて、いつも転んでないから大丈夫と思うかもしれません。
しかし,その慢心が慣れ親しんだ家のどこかで転倒を招く可能性があります。
日頃からいつ転んでもおかしくないという自覚を常に持ち続け、1つ1つも行為、行動に細心の注意をするように心がけることが転倒の予防に繋がるので,心がけるようにしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
参考文献
https://www.tyojyu.or.jp/net/topics/tokushu/koreisha-undoki-kenko/tento-kossetsuyobo-torikumi.html