当院では、リハビリを担当する有資格者として、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士がいます。
リハビリを受けたことのある方なら何となくお分かりかと思いますが、多くの施設ではそれぞれの人数にかなりの差があります。
全国の各協会のホームページを参考に比べてみると・・・
理学療法士 2024年3月末時点の会員数 139,556人
作業療法士 2024年5月1日時点の会員数 60,033人
言語聴覚士 2022年の会員数 21,081人
(2023・2024年国家試験合格者を足すと25,208人)
比率にすると、理学療法士:作業療法士:言語聴覚士=5.5:2.4:1 となります。
当院の現在在籍中のスタッフの人数は、理学療法士59名、作業療法士42名、言語聴覚士12名であり、4.9:3.5:1となっています。
患者さんの疾患によっては言語聴覚療法のリハビリ指示が出ない場合も多いので、差があるのは当然なのですが・・・正直な感想としては、人員不足です。
日本言語聴覚士協会のホームページによれば、関東圏内の都道府県別人数は以下の通りで、群馬県の言語聴覚士は圧倒的に人数が少ないというデータが出ています。
関東
茨城530人 栃木400人 群馬277人 埼玉964人
千葉868人 東京1,738人 神奈川1,121人
2024年4月に中高生対象に行われた「人気職業ランキング」で前年度の7位から3位に順位が上がったこともあり、今後、言語聴覚士の人数が増えてくれることを願っています。
様々な年齢の方とコミュニケーションを取りながらリハビリを行い、コミュニケーションが上手に取れるようになったことを共に喜んだり、また、飲み込みに障害のある患者さんが食べたり飲めたりできるようになって喜んでいる姿を見ることができたり。言語聴覚士として20年以上働いていますが、良い職業だと思っています。
是非、一緒に仕事をしましょう。
記事担当部署:ST室