昨日は、多くの面会家族で当院も賑わっていたそうで、患者さん、御家族ともに喜ぶ顔が見られたようです。
コロナ禍で長らくリハビリの進捗状況を家族が知ることができない環境が続きましたが、リハビリ見学の再開を、嬉しく思います。
さて、今日は桐生で36.0℃、館林で35.8℃と、群馬県内でも猛暑日が観測されました。どこかで機会があったらお話ししたいと思いますが、暑い日が数日続くと、救急搬送件数が増えるようなので、脱水症への注意喚起も大事なことなんだろうと思います。
脱水症とは、水と電解質(塩分が水に溶けたもの)で構成される体液が汗で失われ、その補給ができていない場合に生じます。脱水症になると血液の量が減少、血圧が低下、必要な栄養素が体に行き渡らなくなり、不要な老廃物を排出する力も低下します。骨や筋肉から電解質が失われると脚がつり、しびれが起こることもあります。
脱水症の判断基準とされるもの
・爪をおしたあと、色が白色からピンク色に戻るまで3秒以上かかる
・手の甲をつまみあげた後が戻らない
・口の中が乾燥している
・舌の赤身が強い
・舌の表面に亀裂がある
・舌が白いものにおおわれている
と脱水の判断には様々ありますが、意外にどれもわかりにくく、判断がつかないと思うことがあります。
特に尿の色はわかりにくかったりします(自分で確認はできるかもしれません)。
爪を押して、色が戻るまで3秒以上掛かるとするのが、他人がみるのに一番わかりやすいですし、戻るまで時間が掛かるようになってきたら、水分を摂る量を増やした方が良いだろうと考えていただくのが良さそうです。
脱水になってからでは判断力が著しく落ちていると思います。こまめに水分を補給し、脱水も予防することが大事だと思います。
記事担当:さかもと