私達は、一人一人の患者さんに対して、医師・看護師・相談員・栄養士・リハビリ職等、多職種でチームを作りチーム医療を提供しています。
皆さんにとって「良いチーム」とはどんなチームでしょうか?
私ごとで大変恐縮ですが、私の経験談を紹介させていただきたいと思います。
学生時代バスケ部のキャプテンをやらせていただいたのですが、自分の考えが中心になってしまったり、どうしたら良いプレーを出来るかしか考えていなかったりして、「良いチーム作り」というところまで目がいきませんでした。
団体競技の選手としては致命的だったと思います。
そんな私がこの職につき、思ったことは「良いチームの大切さ」です。
学生の頃のように自分中心で物事を考えていたら何事もうまくいかないのです。
患者さんや御家族から得られる情報一つとっても、すべて自分で聞いてまわる訳にはいきません。そういった情報を上手に共有しないと、患者さんの生活背景も分からなければ、人間性も分からない。出来ること出来ないことも把握できず目標が立てられない、自分が何をすれば良いのか分からない。負のスパイラルです。
<誰もが良いチームだなと思うようなチームの特徴>
・人間関係が良好で連携が取れている
・意識が高く、向上心があり、熱心
・言われなくても自分で考えて自主的に動ける
・迅速に対応できる
・チームとしての目標が明確
・目標までの日にちを逆算して計画を立てて必要な準備ができる
これは仕事に活かせる!と思い、日々心がけて実践してきました。
そうしたら、一気に視野が広がり、患者さんと一緒に目標を立てて、その目標を達成するために自分がなにをしたら良いのか自分の役割も明確になり、仕事にやりがいを感じるようになりました。
医療職に限らず社会人の皆さん、部活動に力を入れている学生の皆さん、私のように物事がうまく進まず悩んでいる皆さん、ぜひ「良いチームづくり」に目をむけてみるのも良いと思います。
あくまで私の経験であり、私自身まだまだ足りないところだらけです。全てが上手くいく保証はありませんが、今よりも物事がスムーズになるきっかけになれば幸いです。
記事担当:PT田沼