群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

春のアレルギー

 みなさんこんにちは!

 理学療法士の池田です。

 

 寒い日が続いているなと感じていましたが、気付けば3月!

 気温も上がってきましたね。

 

 

 この時期になると気になるのはスギ花粉による花粉症ですね。

 私自身、今のところ花粉症はないのですが

 慢性鼻炎で鼻の症状には困っているので

 花粉症まで発症してしまったらどうしよう

 と毎年ビクビク怯えております。

                           

 この時期になると気になるのはスギ花粉による花粉症ですね。

 私自身、今のところ花粉症はないのですが

 慢性鼻炎で鼻の症状には困っているので

 花粉症まで発症してしまったらどうしよう

 と毎年ビクビク怯えております。

 

 

 さて、この「花粉症」

 どのようなメカニズムで引き起こされるのでしょうか?

 

 

 症状は少し風邪と似ている部分もありますが、

 花粉症の場合はアレルギー反応の一種です。

 

 

 アレルギー反応というのは

 花粉や細菌などの異物を攻撃して排除する「免疫反応」の一部です

 免疫反応のうち異物に対して反応する際に

 自分の体を傷つけてしまう場合をアレルギー反応と呼んでいます。

 

 

 体に入ってきた花粉などの異物は抗原と呼ばれ、

 抗原のうちアレルギーを起こすものをアレルゲンと呼びます。

 

 

 

 アレルゲン(ここでは花粉とします)に対して、IgE抗体が産生されます。

 産生されたIgE抗体は血液中を流れて、

 皮膚や粘膜にいるマスト細胞の表面にくっついて待機しています。

 

 この状態で、再び花粉が侵入してマスト細胞上のIgE抗体と反応すると

 マスト細胞から、ヒスタミン、ロイコトリエンが放出され

 花粉を体外に排除しようとします。

 

 そのため、くしゃみで吹き飛ばす、鼻水・涙で洗い流す、

 などの症状が出てくるのです。

 

 

 症状としてあらわれるのは突然なので、

 「去年までは大丈夫だったのに、いきなり花粉症になってしまった」

 と感じますが、

 体の中では花粉に対抗する準備が着々と進められているということですね。

 

 

 1回発症してしまうとなかなか自然には治りづらい花粉症。

 症状の重さは人それぞれですが、

 辛いときは無理をせず、

 病院を受診したり薬を飲んだりして

 休養を取ることも大切かと思います。

 

                             記事担当:PT池田