群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

~オーバートレーニングに気をつけましょう~

2023年、新年になりあっという間に半月ほどが経過しましたね。

本年も皆様の健康に役立つ内容をお伝え出来れば幸いです。

 

みなさんは今年の抱負・目標は決まりましたでしょうか?

新年に入り、僕は昨年からの目標であった、

「スポーツジムに通う!」ということを始めることができました!

 

今までは自宅でできるトレーニングを1年半ほど行っていましたが、

ここしばらく変化を見いだすことができず、モチベーションも上がりづらくなってしまいました。そこで、今までスポーツジムに躊躇していましたが、勇気を出して通ってみようと思い、申し込みをしてみました!(新年キャンペーンも大きな理由です。。)

 

申し込みを行う前に、時間制で体験できたため、

人生初のスポーツジムでのトレーニングに挑戦してみました。

もちろんジム初心者なので機械の使い方は説明書を熟読し、

その日は上半身のトレーニングを行おうと決めていました。

 

初めての機械トレーニング、楽しくてつい、休憩をあまりとらずに

胸周り、背中、腕の筋肉をどんどんトレーニングしていました!

 

そして翌日、当然のように筋肉痛に見舞われました。

その翌日も、翌々日も………

特に右腕の筋肉痛が7日ほど続いてしまいました。

これは完全に「オーバートレーニング」というものでした。

 

「オーバートレーニング」について、少し古い文献ですが、簡単に説明いたします。

「オーバートレーニング症候群」とは、過剰なトレーニングのパフォーマンスに

より、慢性疲労に陥り、パフォーマンスが低下し、短期間では回復しなくなった状態のことで、ストレスには心身両面がある、とされています。

 

原因としては、大きすぎるトレーニング負荷、急激なトレーニング負荷の増大、休養・睡眠不足、栄養不足、仕事・勉強・生活での過剰なストレス、風邪の回復期間の不適切なトレーニングなどです。

 

 

 

この症候群は軽症、中等症、重症に区分され、重症になってくると日常生活での症状も強く、ジョギング程度の運動もつらく走れない、身体症状と共に精神症状もみられてくるようです。精神症状が強くなってくると、気分障害うつ病など)に陥る危険性もあるようです。

 

治療法としては十分な休養と栄養摂取が中心になるようです。起床時の疲労感がなくなることが目安になるようです。

単に「トレーニングのやり過ぎ」と考えてしまうと、大きな怪我に繋がってしまったり、仕事のストレスも合わされば大きなミスやトラブルになってしまったり、、、

 

目標を掲げて頑張っていくことはもちろん素晴らしいことではありますが、

何事も適切な量でこなしていくことが必要かなと思います!

やる時はやる、休むときはしっかり休む、僕はこの言葉を肝に銘じて

今年1年、トレーニングを適度に続けていければと思っています。

 

みなさんも、適度に、目標に向かっていけるきっかけになれば幸いです。

みなさんの目標を応援しています!!!!

 

 

 

                         記事担当:理学療法士 相場