群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

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お寒うございます

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 最近、寒いですね。北毛地域では積雪が増し、沢渡では少しだけ残る雪とともにただひたすら寒いという典型的な冬を迎えています。西高東低の気圧配置が強まるとこの傾向が助長されます。

 

 文字通り窓際族の私としては、窓から落ちてくる冷気を感じながら原稿を書いていますが、最近では寒さに耐えきれず、使い捨てカイロまで常備するようになってしまいました。

 今日はこの寒さに関連して、室温が健康にどう影響するかについてお話しします。

 

 これに先立って、みていただきたいのが、ウェザーニューズ調べの県別平均室温です。データをグラフ化し、群馬が赤、その他北関東を緑にしました。

 

 

 47都道府県を並べると、県名が見にくくなって恐縮ですが、北関東3県ともに右側に寄っていますね。

 

 全国的に見ても、北関東の冬の室温設定は低めであると言えそうです。

 

 さらに、こんなデータもあります。

 

 

 よく夏の熱中症での緊急搬送件数などが話題になることがありますが、一般的に夏よりも冬の方が人は亡くなりやすいと言われます。

 

 上のグラフは東日本の都道県を並べていますが、北関東3県は冬期死亡増加率で上位に来ています。順位は都道府県別増加率が大きい順に並べた順位だそうです。栃木が1位、茨城3位、群馬は18位となっていて、何れも上位です。

 

 でもなにか違和感があります。グラフ左側の北海道、東北地方は何れも群馬や栃木、茨城よりも寒い地域だと思いますが、意外にも冬期死亡増加率は低いという結果になりました。

 

 それで、前のグラフに戻っていただきたいのですが、北海道、青森、秋田などの地域は、室温で上位を占めています。

 

 節電が叫ばれる世の中ではありますが、北海道や東北地方を見習って、もう少し室温を上げたり、ヒートショックが怒らない(起こらないの間違いです)よう、台所、廊下、トイレ、脱衣所なども個別に温めるべきでしょう。

 

 以前(4年前!?)にお話しているように、加齢と共に、ヒートショックでの血圧上昇が顕著になるといわれています。年とともに、ヒートショックが起こらない配慮が大事だと思います。

 

 最初に書きましたが、こういう意味でも体を温め、屋外活動以外は体を冷やさない習慣を持つことで、ご自愛いただきたいと思います。

 

                           記事担当:部長さかもと